MASHA(マシャ)

No.11 「運命の色」 2009/09/25


【 Magazine 】 MASHA / N.Komatsu Couturiere

「i-masha」をご覧の皆様、こんにちは。お久しぶりです。

だいぶ涼しい日も多くなってきましたが、お元気でしょうか? お風邪などひいてはないですか?
私は毎日忙しく元気に頑張れています。忙しくしているのに、店内からはゆっくり進んでいる印象で、新作が少しずつ並んでいっています。

夏の暑かった時期に、既に秋冬の素材は厳選していますが、まだ店頭にお披露目できていません。今回も、やはりイタリア製のインポート素材を多く選びました。皆様に 早くお披露目したいです。

「幼毛(とても軽くて暖かい)の黒無地。上質感たっぷり!」
「ちょっとイタリアっぽ過ぎるでしょっ? と思ったウールの紺黒ストライプ」
「えー私でも着られるかも・と思えたラメ入パステルピンクと黒の圧縮ウール」
「とっても気に入った紫色のウール」 こちらはコートを製作中!(写真上)
「絶対スーツを作ろう!と思った光沢感がスペシャルな

オフホワイトと黒のイタリアンウール」
「プリーツスカートを作ったら素敵なワインとチャコールグレーのチェック」
「レトロ感とクラシックがブレンドされた柄生地。」 (写真中)
柄ものはスペシャルに気に入ったものでないとなかなか選ばないので珍しい!
などなど、切りがないほど素材準備は万全です!

同じ紫でも吸い込まれてしまいそうに大好きな紫と、目をそらしてしまうほど、嫌いな紫があります。
「選ぶ色って自分そのものなのかもしれない・・・」

前回のマガジンでご紹介した、汐見真帆さんのライブで、ピアノを演奏していらしたピアニストの張かんなさんは、カラーセラピストでもあります。

ご縁があってお誘いいただき、 初めてカラーセラピーなるものを受けてみました。何年も前によく雑誌でカラーセラピーの紹介をよく見かけました。
100種類以上のカラーボトルが載っていて、「あっ綺麗」と思った記憶があります。でも、自分からカラーセラピーを受けに行こうとは思わなかったですし、もしお誘いを頂かなければ、きっと一生受けることはなかったかもしれません。

ちょっとドキドキしながら、そんなたくさんの色の中から気に入った色はすぐには選べないと思うし、時間がかかってもよいか聞かなくっちゃ、などなど思いめぐらしながら行きました。でもなんと不思議・・・スッと選べたのです。

よく考えると、生地を選ぶ時、私は一度に千種類に近い生地を見ます。そこにさらに色が加わってきます。
それでも気に入った生地は数種類で、しかも風合い、色ともに完璧ではないと選びません。
それはデザイナーにとって「運命の出会いの瞬間」です。
デザインし、洋服を作るということは、色とは親密な関係でかかわってきましたし、これからもそうです。

カラーセラピーはそのときどきに、選んだ色が自分そのものなのかもしれないと思えた不思議な経験でした。皆さんも、機会がございましたらぜひうけてみてはいかがでしょうか? きっと自分を見つめなおす機会になるような気がします。

そんな、かんなさんが作曲したアイデンティティサウンドアルバム
「デュ・セ プール マダム」はとてもおススメです。夜、寝る前に聴くと癒されて、ゆっくり眠れる気がします。。
私も癒されて、頑張って皆様がハッピーになれる洋服を作りますね。

magazine バックナンバー
No.21 「志を高く、そして深く」
No.20 「15周年YEARに向かって」
No.19 「本物のPRIDEをめざして」
No.18 「細ーい糸を辿って」
No.17 「立ち止まらずに作り続けること」
No.16 「デザイナーブログ500回突破♪」
No.15 「MASHA自由が丘10周年」
No.14 「地球人で生きてみる」
No.13 「出会いと別れの季節」
No.12 「ガブリエル・シャネル」
★ No.11 「運命の色」
No.10 「STAY GOLD」
No.9 「すばらしかったキルトの世界・・・」
No.8 「今年も1年ありがとうございました!」
No.7 「真っ赤なカシミヤコート」
No.6 「おしゃれの季節・・・」
No.5 「Wedding Princess Dress」
No.4 「まだ早い?コートを製作中!」
No.3 「みんなで『可愛い』を連呼!」
No.2 「たった2枚のワンピ」
No.1 「パリジェンヌと素敵な生地」
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